チェスジン先生の「オーマイニュース」翻訳記事
「朝鮮王朝実録」などでお馴染みのチェスジン先生が韓国の「オーマイニュース」でインタビューされました。
記事の翻訳文は下記の通りです。
「とても美しい」
97歳まで韓国語を学んだ日本のおじいさん
日本で28年、韓国語教育に人生を捧げたチェ・スジンさん
ライター:キム・スロン
韓国語講師として28年間日本で活動してきた崔スジンさんが久しぶりに韓国を訪れ、ソウル・鍾路区のハングル学会で取材に応じた。
筆者は2024年に日本のハングル学校の特別講義で崔さんと出会い、その縁でハングルガオンギル(ハングルの中心街)を一緒に歩いた。
崔さんは結婚を機に日本へ渡り、短期間の滞在予定が事情により長期化し、そのまま日本に定住した。現在は子どもたちも成人し、約100人の学習者に韓国語を教える現場の第一線に立っている。
■ 韓流が変えた教室の風景
韓国語教育の現場はこの20年で大きく変化した。
崔さんが転機として挙げたのは、2002年のドラマ『冬のソナタ』だ。中高年女性の受講者が急増し、その後も第2・第3の韓流ブームが続き、学習者層はさらに広がった。最近では小学生がハングルの名札をつけたり、韓国ドラマのセリフを真似したりする姿も珍しくないという。
■ 97歳の学習者
最も印象に残る学習者として、崔さんは97歳まで学び続けた吉川さんを挙げた。
彼は70代で韓国語を始め、亡くなる一週間前まで授業を受けていた。
満州にいた少年時代、大同江で聞いた韓国の歌声があまりに美しく、その記憶を胸に長年韓国語を学びたいと思い続けていたという。
■ 日本人が苦手な発音
日本人学習者が最も苦労するのはパッチムと激音だ。
日本語の「ん」は後続音により[ㄴ][ㅁ][ㅇ]に近い音へ変化するため、崔さんは「신바시」「강가에루」など日本語の例を使って説明している。
また、濃音よりも激音のほうが難しく、「치」が「지」になってしまうことも多い。
■ 歴史を扱う難しさ
授業では言語だけでなく文化や歴史も扱う。
近現代史は意見の違いが生じやすいため慎重に教えるが、学習者は韓国への好意を持って学びに来る人が多く、理解しようとする姿勢が見られるという。
崔さんは日本での生活の中で、人と人との関係について深く考える経験もしてきた。若い頃のホームステイでは、歴史への個人的な謝罪の気持ちを伝える日本人高齢者に出会い、国家間の対立とは別に個人の心が存在することを実感した。
■ 教材と現在の活動
崔さんは延世大学・西江大学の教材や日本独自の教材を使いながら、現在は『外国人のための韓国史』(全国歴史教師の会)の日本語翻訳にも取り組んでいる。
「言語だけでは不十分で、文化や歴史を知ってこそ本当の理解につながる」と語る。
学校、学習塾、文化センター、個人レッスンなど多様な場で韓国語を教えてきた崔さん。
韓国の歌声を忘れられず90代まで学び続けた老人、ハングルの名札をつける子どもたちなど、彼女が出会った学習者の姿は、韓流を超えて韓国語が人の心にどのように届いているかを物語っている。
元記事はこちら
https://m.ohmynews.com/NWS_Web/Mobile/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0003197026
