韓国人は本当に食べることが好き?食べ物にまつわる面白い韓国語ことわざ【後編】キム・ユニ先生のブログ18
(사진출처:https://blog.naver.com/qoflaughter/221000372992)
アンニョンハセヨ!韓国語講師のキムユニです。
前回は、「金剛山も食後の見物」や「冷めたお粥を食べること」など、食べ物が登場する韓国のことわざをご紹介しました。
今回は少しレベルアップ。韓国らしい発想が詰まった、思わず情景が浮かぶことわざを見ていきましょう。
① 누워서 떡 먹기
(ヌウォソ トク モッキ)

直訳: 寝転がってお餅を食べること
意味: とても簡単なこと。朝飯前。
前回ご紹介した「식은 죽 먹기(冷めたお粥を食べること)」と同じく「とても簡単なこと」を表すことわざです。日本語だったら「造作もない」とも言いますね。
「寝転がってお餅を食べると喉に詰まりそう……」と思ってしまいますが(笑)、このことわざが生まれた時代、食事とは本来それなりに手間のかかる行為。だからこそ「ごろ寝しながら食べられる」ことが”究極の楽さ”の象徴になったのでしょう。
例文
그 일은 누워서 떡 먹기예요.
(その仕事は朝飯前ですよ。)
② 다 된 죽에 코 빠뜨린다
(タ ドェン ジュゲ コ パットゥリンダ)
直訳: 出来上がったお粥に鼻水を落とす
意味: 最後の最後で台無しにする。
せっかく時間をかけて作ったお粥なのに、完成した瞬間に鼻水がポタリ……。
考えただけでも「もったいない!」という気持ちになりますよね。 そこから、「あと一歩だったのに失敗してしまう」という意味で使われるようになりました。

(사진 출처*https://www.kidshankook.kr/news/articleView.html?idxno=3358)
例文
거의 다 완성했는데 마지막에 실수해서 다 된 죽에 코 빠뜨렸어요.
(ほとんど完成していたのに、最後のミスですべて台無しにしてしまいました。)
ちなみに、最近では「다 된 죽에 코 풀기」という言い方を耳にすることもあります。「鼻をかむ」という動作に変わっていますが、意味はほぼ同じ。辞書に載っているのは「코 빠뜨린다」が標準的な形ですが、会話では「코 풀기」も使われるので、どちらも知っておくと韓国人との会話で「あ、それ知ってる!」となる瞬間が増えますよ。
📌次回予告
さて、食べ物の話をするなら避けて通れないのが「먹다(食べる)」という動詞の奥深さ。
「마음을 먹다(心を食べる→決心する)」「나이를 먹다(年齢を食べる→歳をとる)」——日本語では「食べる」とは訳せない「먹다」の使い方が、実は日常会話にたくさん潜んでいます。次回のブログでは、その「먹다」の不思議な世界を掘り下げます。お楽しみに!
그럼,안녕〜!
